【先生、私の治療費っていくらぐらいですか?】自分の病気の治療費をしっかり説明してくれる先生はいますか?

こんにちは!くまち🐻でーす!

今日も元気に「医療」について深堀りしていきましょう(^^)/

今日のテーマはこれ

治療費(医療費)】

みんなも病気やケガしたときに手術ってなった時に必要な知識なので、ここでもう一度解説しま~す😎

本記事の内容

  • 日本の医療費制度について
  • 自分の手術代や入院費の調べ方
  • そもそも手術を受けるような病気にならないためには

この記事を書いている私は、医師歴10年程度の内科医です。大学病院や市中病院の勤務医で働いています

外来でよく患者さんから聞かれるテーマなのでみんなに共有させてもらいました。

※5分程度で記事は読み終わります♪
5分後には、自分の病気の治療費について大体分かるようになると思います。

今回はちょっと知識も説明するため堅い感じですが最後までお付き合いください💦

しっかりゼロから学びたいという人は「厚生労働省の医療保険(下記にリンクを貼っておきます)」で学んでください!

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken

日本の医療費制度について

最近、日本の医療費についてニュースがありました!

高額療養費の「自己負担額引き上げ」

手術や治療で医療費が高額になった患者さんの自己負担を一定額に抑える「高額療養費制度」の上限額の引き上げ幅に関し、7~16%を軸として調整に入ったっていうニュースです。

ここでいう、自己負担額の上限の引き上げとは具体的にどのくらいのお金かわかる人はいますか💡?

はい、正解は、一般的な年収の人の場合、自己負担額の上限が「6000円~13000円」引き上げられそう、という感じです。

さて、日本の医療費についてちょいと説明させていただきます💡自分の該当するところと「ほぇ~、保険てこんな感じなんだ」とおもってもらえればOKです。

日本の医療費は下記の保険で支払いが決まっています。

「国民皆保険制度」(2024年度)

保険の種類対象者自己負担割合
被用者保険(職域保険)会社員、公務員、船員、
その扶養家族
6歳未満:2割
70歳未満:3割
70-74歳:2割または3割(所得による)
健康保険一般的な企業に勤める人と
その扶養家族
同上
共済組合公務員や私立学校の教職員とその扶養家族同上
船員保険船員とその扶養家族同上
国民健康保険(地域保険)自営業者、農業従事者、退職者、フリーランス、非正規雇用者、その扶養家族同上
後期高齢者医療制度75歳以上、または65歳以上で一定の障害があると認定された人一般:1割
一定以上の所得者:2割
現役並み所得者:3割
  • 年齢別負担割合:
    • 6歳(義務教育就学前)まで: 2割負担
    • 70歳未満: 3割負担
    • 70歳から74歳:
      • 一般所得者: 2割負担
      • 現役並み所得者: 3割負担
    • 75歳以上(後期高齢者医療制度加入者):
      • 一般所得者: 1割負担
      • 一定以上の所得者: 2割負担
      • 現役並み所得者: 3割負担

おおよそはこんな感じです!ざっくりいうと「年齢」「職業」「年収」で自己負担額は決まっている感じです💡

高額療養費についても、基本的に「なんの保険に加入しているか」「年齢」「年収」で決まっています。

これから日本はどんどん高齢者社会になっていくので、大きく変動する時があると思うので自分で更新してね😇

自分の手術代や入院費の調べ方

次は、具体的な自分の費用について解説します♪

あくまでも概算なのでびた一文知りたい場合はそれぞれ病院に問い合わせてください!

まず、上記の保険診療は、「診療報酬点数」によって決められています。「診療報酬点数」は【1点10円】になります。

そして自身の治療費(医療費)については厚生労働省の今度は「診療報酬点数表」をみてみましょう。

https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/000907834.pdf

具体的な病気を挙げてみましょう💡

くまちは循環器内科(心臓の病気を治すお医者さん)なので患者さんの病気が「急性心筋梗塞」だとしましょう!そうすると僕たちは心臓カテーテル治療の手術をして心臓の血管(冠動脈といいます。)を広げる治療を行います。ここで、行われる治療が「経皮的冠動脈形成術」「経皮的冠動脈ステント留置術」というものになります。

さて、上記二つの診療報酬点数はいくらかというと・・・・

はい、心筋梗塞を治療するだけて合計「70,380点」つまり、お金へ変換すると「70万380円」💦💦

これだけではなく、集中治療室や入院中の治療を含めると10万点、つまり100万円を超えてきます。

心筋梗塞の患者さんは高額療養費対象の疾患です。

あとは、入院日数に応じた入院中の病室代や食事代やなどもろもろとありますが、ざっくりにいうとこんな感じに治療費(医療費)は決まっています。

命には変えられないですが、病気一つで100万円以上の支払いが突然来るのは、経済的にも病気は怖いことが十分にわかると思います(>_<)

自分や友人が大きな病気になった際には一度調べてみるといいと思います!

そもそも手術を受けるような病気にならないためには

まとめです!

今回は「治療費(医療費)」について解説させていただきました。くまち自身も費用について改めて見直したところやっぱり「日本は保険制度が手厚い」と思いました。

ただ、病気にならないために私達が心がけること、実践できることはないのかというと、

それは「健診」「人間ドック」を受けるです!

自分自身で自分の身体の点検・メンテナンスを受けるってことです!

くまちも30歳を境に会社健診とは別に人間ドックを受けるようになりました!みんなも是非自分の身体の点検をしてほしいです💡

「おすすめな人間ドック」を受けるには!?どんな項目をみればいいのか教えてほしい

などあれば連絡してください(^^)

本記事に納得や共感・疑問があれば是非質問をいただけると嬉しいです。

「自分の体は自分で管理して守る!健康寿命を延ばして豊かな人生を」

以上です。ご拝読ありがとうございました。

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